岡谷市の民話と伝説 火とぼし山 2025年2月11日 最終更新日時 : 2025年2月11日 phc22484 諏訪湖の東に住む娘と西に住む若者が、 深く愛し合うようになった。 一日の仕事が済んだ夜、 若者がたいまつに火をとぼして裏山にあげると、 娘が明かりを目指して湖を泳いでやってきて、 二人は楽しく語った。 ある夜、若者はいつもとちがったところに火をとぼした。 娘は方向を誤って、湖の深みにはまって溺れ死んだしまった。 若者も得体の知れない病気にかかって死んだ。 若者が火とぼした山は岡谷市湊小坂に位置し、 今でも「火とぼし山」と呼ぶ。 信州の民話と伝説集成より Follow me! FacebookXHatenaPocketCopy