飯島町の民話と伝説 千人塚

城ケ池の南東に小島のように突き出た塚がある。

この近くに北山城があり、

天正十年(一五八二)織田勢に攻められ、

そのときに戦死や自刃した者の遺骸や武器を埋めて

築いた塚だと伝えられている。

その後村内に奇病・変災がつづき、

霊の祟りだというので、

天明年間(一八四四)に石碑を建ててその霊を祀ったという。

碑面には

「千九人童子墓 天保十五年建之」と刻んである。

 

信州の民話伝説集成より

 

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