阿南町の民話と伝説 ミイラになった行人様

新野の行人様は、怪力で背丈が6尺ほど(約180 cm)の大男。

本名を久保田彦左衛門(くぼた・ひこざえもん)といいます。

ある日、山に薪を取りに行った留守中に家が火事になり、

一瞬にして最愛の妻と子を失った

妻と子どもの17回忌を済ませると、

瑞光院の裏山にある新栄山を最後の修行の場として、

山頂に石室を作り、

その中で念仏を唱えて自ら断食死して即身仏(ミイラ)となりました。

新野の行人様はその中でもきれいなお姿を残しており、

日本の貴重な宝といえます。

 

毎年4月と9月に例大祭が開催され、

それに合わせて御開帳が行われていいます。

 

長野県下伊那郡阿南町新野3721

 

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