中川村の民話と伝説 石神の松 2025年1月18日 最終更新日時 : 2025年1月18日 phc22484 元和(一六一五~一六二四)の頃、 中川村の常泉寺に一人の行者(山伏)が寄寓していたが、 その法力がたいへん優れていた。 その頃しきりに天竜川が氾濫して、 これに悩んだ農民は、この行者に頼って水難除けの祈祷をしてもらった。 行者は近くの水神様に熱心にお経を唱え、 二十一日間祈祷を続けたが 満願の日に精魂尽きてついに倒れた。 山伏に死に先立ったこの水神に手植えの松を手向けたが、 これが今の石神の松と伝えられている。 (信州の民話伝説集成南信編より抜粋) Follow me! FacebookXHatenaPocketCopy