上田市の民話と伝説 安知羅様新着!!
むかしむかし、信州の真田の里に、 お姫さまがおりました。 お姫さまの父は、名高き武将・真田幸隆(さなだゆきたか)。 けれども、戦の世のこと、幸隆はいつも戦に出ていて、 屋敷にはなかなか戻れませんでした。 その間に、お姫さ […]
青木村の民話と伝説 沓掛の石芋
むかしむかし、弘法大師さまが旅の途中、 沓掛村を通りかかりました。 ある日、お腹をすかせた大師さまが村人に食べ物を求めると、 ばあさんが「この芋かいね。堅くて堅くて食えるもんか」 とつっぱねました。 大師さまは「じゃあ、 […]
富士見町の民話と伝説 彦爺と白蛇
むかしむかし、富士見の花場というところに、 彦爺という山菜採りの名人が住んでおった。 ある秋の日のことじゃ。酒屋の主人が彦爺の元へやってきて、 こう言った。 「酒を造りたいので、袋いっぱいの山ぶどうを採ってきてくれんかの […]
原村の民話と伝説 狼の供養塔
中新田の北の森には「お大様」と呼ばれる狼を祀った塔がある。 この村では昔、人が狼に襲われる事件が起き、 狼を退治したが、その後も災難が続いた。 そこで村人たちは狼を祀り、 供養塔を建てたと言われている。 この塔を祀ること […]
茅野市の民話と伝説 音無川
武田信玄が川中島の合戦に行く途中、 大門峠で重臣を集めて作戦会議を開いたが、 近く流れる川の瀬音がうるさくて、 近くを流れる川の瀬音がうるさくて、 作戦がまとまらなった。 信玄は川のそばに行って、「しずまれ!」 と一喝し […]
下諏訪町の民話と伝説 承知橋
武田信玄が川中島の合戦に向かう途中 下諏訪の入り口、久保村にさしかかると、 ちょうどそこに橋がかかっていた。 信玄が馬にまたがったまま渡ろうと、 ひとりの神主がかけつけてきて、 「信玄さま、この橋からは諏訪明神様のお住ま […]
岡谷市の民話と伝説 火とぼし山
諏訪湖の東に住む娘と西に住む若者が、 深く愛し合うようになった。 一日の仕事が済んだ夜、 若者がたいまつに火をとぼして裏山にあげると、 娘が明かりを目指して湖を泳いでやってきて、 二人は楽しく語った。 ある夜、若者はいつ […]
飯島町の民話と伝説 千人塚
城ケ池の南東に小島のように突き出た塚がある。 この近くに北山城があり、 天正十年(一五八二)織田勢に攻められ、 そのときに戦死や自刃した者の遺骸や武器を埋めて 築いた塚だと伝えられている。 その後村内に奇病・変災がつづき […]
中川村の民話と伝説 石神の松
元和(一六一五~一六二四)の頃、 中川村の常泉寺に一人の行者(山伏)が寄寓していたが、 その法力がたいへん優れていた。 その頃しきりに天竜川が氾濫して、 これに悩んだ農民は、この行者に頼って水難除けの祈祷をしてもらった。 […]